自分らしい暮らしを実現できるマンションリノベーション。魅力的な反面、工事担当者までこちらの希望が伝わっていなかった、デザインを重視しすぎたあまりに住みづらい、担当者からの説明が不足していたなどさまざまな理由で、「こんなはずじゃなかった……」と後悔することもあります。
そこで、リノベーションを進める際に失敗しやすい事例を参考にしながら、リノベーション会社を選ぶポイントをご紹介します。
マンションリノベーションの失敗例7つ
「こんなはずじゃなかった」「思っていたのと違う」など、いざ住み始めたら理想通りの部屋になっていなかったというケースは少なくありません。
マンションリノベーションの失敗例を7つご紹介します。
1:予算オーバーしてしまった
マンションリノベーションで「失敗した……」と感じる最大の理由のひとつが、リノベーション費用が予想以上に膨らみ予算を大幅にオーバーしてしまうことです。
見積もりに含まれていない細かな費用まで予想していなかったり、追加の工事が発生したり、材料費の高騰などで予算が足りなくなるケースは少なくありません。
2:リノベーション工事が予定よりも長引いた
業者のスケジュール管理や、工事中に見つかった問題、天候不良による作業の中断など、予想外のトラブルが原因で引き渡し時期が遅れることもあります。
リノベーション工事が長引くと、引越し計画や新生活のスタートに大きく影響を及ぼすため、買主にとって大きなストレスとなります。
3:希望通りのデザインにならなかった
多くの場合、リノベーションはオーダーメイドの工事となるため、モデルルームを見学したり実際に入居する部屋がどのようなものかを見て確かめることはできません。設計士やデザイナーとのコミュニケーション不足により具体的な希望やイメージを明確に伝えられていないと、イメージしていた住まいとは異なる仕上がりになることも。
色合いや素材の選択、空間の使い方なども含めて、具体的なイメージを共有できているかどうかがポイントになります。
4:リノベーション工事の品質に不満がある
水漏れや断熱不良、配線の不具合など、見えない部分の施工が不十分で、リノベーション工事仕上がりに不満が残る場合もあります。
こうした部分は引き渡し前に気づきにくく、住み始めてから気づくことも。その場合、修繕費用を負担しなければならないことももあります。
5:断熱・防音対策が不十分だった
断熱や防音対策工事が十分に行われていないと、寒さや暑さ、外部からの騒音に悩まされることがあります。特に古いマンションでは断熱材や防音材の性能が低いことも多いので、リノベーション時にしっかりと対策することが大切です。
断熱材の種類や施工方法、防音対策の具体的な手法について、業者と十分に相談し、快適な住環境を実現するための計画を立てることが求められます。
6:間取りが使いにくかった
収納スペース不足や生活動線の不便さなど、いざ住んでみると間取りの使いにくさを感じることも。デザイン重視でリノベーションを行った結果、収納スペースが十分に確保されていなかったり、生活動線を考えて作ったはずなのに実際の生活に合っていないなどで生活が不便になることもあります。
こうした部分は、日々の生活そのものがストレスフルになってしまい、高額な費用と長い期間をかけて行ったリノベーション工事そのものを後悔してしまうことにもなりかねません。
7:将来のメンテナンス費用を見積もっていなかった
リノベーションで希望通りの住まいが出来上がったとしても、将来的に高額なメンテナンス費用が必要になる場合があります。
築古マンションで、構造部分の老朽化が進んでいる場合などは後々大規模な修繕が必要になることも。住まいにかかる費用は高額なものが多く、予想外の出費は家計に大きな負担を与えてしまいます。
マンションリノベーションを成功させる会社選びのポイント
いざ住み始めてから後悔しないためにも、リノベーション会社選びは重要です。どのようなポイントに気をつけて会社選びをすればいいのでしょうか。
マンションリノベ-ションが得意な会社か
素敵なデザインを数多く手がけている会社や地元で信頼の厚いリノベーション会社でも、一軒家が得意な会社、マンションが得意な会社、新築マンションやリノベーション工事に強い会社など、得意とする分野はさまざまです。
マンションリノベーションの制作事例が豊富な会社や、マンションリノベーションを専門に行っている会社など、自分が望む工事に対する知見が深く、実績が豊富な会社かどうかをしっかりとリサーチしましょう。
構造面についても熟知しているか
おしゃれなデザインや使いやすい間取りを提案してくれる会社は信頼度が高いですが、マンションの構造面まで知見がある会社かどうかもチェックしておきましょう。
工事が始まってから構造上の問題が発生し、工事費用が嵩んだり工期が伸びたり、希望のリノベーション工事が実現されないとなると、リノベーション工事そのものを後悔してしまいかねません。
マンションにおける耐震性や断熱性、配管の位置なども踏まえてプランを提案してくれる会社ならより安心です。
実際の住まい見学ができるか
いわゆるOB訪問ができる会社は、質の高い商品を提供し、お客様が満足している証拠です。ヒアリングからプラン作り、工事、アフターフォローまで顧客の満足度が高く、納品後もお客様との良好な関係を維持していることが多いので、信頼できる会社だと考えられます。
希望や意見が、現場まできちんと届く体制か
打ち合わせは営業担当と行ったが、要望が設計担当や工事担当まで伝わっておらず、イメージと違った住まいが完成した……というケースは、けして少なくありません。
設計担当や現場の責任者と直接コミュニケーションが取れる体制であれば、工事中の不安や疑問をすぐに解消できたり、イメージの共有がしやすく、理想どおりの住まいが実現できます。
マンションリノベーションで失敗しないためにも、業者選びは慎重に!
マンションリノベーションでは、業者選びが大きなポイント。マンションリノベーションに特化した会社なら、マンションの特性やリノベーションの際に起こりやすいトラブルなども把握しているため予想外のトラブルも起こりにくく、失敗が少ないといえます。
YOieを運営する「クリエイティブ不動産 きづき屋」では、中古マンションの物件選びからプランニング、施工まで、一貫したリノベーション工事を手がけています。物件が持っている可能性に “気付き”、価値のあるものへと変えていくことが得意なので、初めてマンションリノベーションをする人でも安心してお任せいただけます。
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執筆 YOie編集部
「デザイン思考」で家づくりをする、きづき屋のメンバーたち。クリエイティブな視点で独自のお部屋づくりのお手伝いをいたします。
監修 浅井一樹
クリエイティブ不動産 きづき屋 代表取締役
「不動産業界をもっとクリエイティブに」をコンセプトに、物件選びからプランニング、施工まで、一貫したリノベーション工事を手がけています。狭い物件や制限のある物件でも、視点を変え、物件が持っている可能性に “気付き“、価値のあるものへと変えていくことを得意とし、つい友達に話したくなるような、住む人の想いが詰まった家づくりで、楽しみながら暮らす人を増やすことを目指しています。