家づくりの基礎知識

新築?それとも中古?初めてのマンション購入|特徴とメリット・デメリット徹底解析 #家づくりの基礎知識004

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理想の住まいをつくりませんか? きづき屋に相談する

結婚・出産・転勤など人生の転機にマンション購入を考える人は多いはず。最新設備が整った新築マンションか、お値打ちな中古マンション、どちらにするべきか悩む方も多いでしょう。いざ購入!というときに、ご自身のライフスタイルに合った選択ができるよう、それぞれの特徴やメリットとデメリットを踏まえたマンション購入に関する情報をお届けします。

どうして変動するの?マンション価格の最新動向

マンション価格の動向は、地価だけでなく社会情勢からも大きく影響を受けます。そのため、近年の新築マンション価格高騰についても背景にはさまざまな要因があると考えられています。例えば、新築分譲マンションの供給減少、コロナウィルスの感染拡大から普及したテレワークによる住宅需要の拡大、人件費・資材の値上がり、低金利による住宅ローン利用者の増加など……。

こうした理由を知っておくと、今後マンションを購入する際の情報やタイミングを見極める重要なポイントになります。

新築マンションと中古マンション、どのくらい価格差がある?

新築マンションと中古マンションでは、平均で約2,000万円ほどの価格差があるといわれています。直近10年で見ると、立地や地域によって幅はあるものの、価格は新築・中古ともに上昇傾向。しかし、それでも中古マンションに割安感があるのは、価格決定の方法が異なるため。

新築マンションは、物件価格の決定権が事業主。値上がり傾向の市場価格に輪をかけて強気の価格設定がされていたり、広告費などが上乗せされているケースもあり価格は必然的に高くなります。それに対し、中古マンションは同じ地域のマンション相場や取引実績など買い手側の思惑が考慮されるため、新築マンションより割安な価格設定がされるのです。

新築マンション・中古マンション、知っておきたいメリットとデメリット

新築マンションのメリット・デメリット

新築マンションは、なんといってもまだ誰も住んでいない新しい部屋に住めるということが最大のメリットです。また、多機能なユニットバスや、お掃除機能付きのトイレ、掃除のしやすい換気扇や食洗機など設備や構造が最新であること、最新の耐震性・耐久性など構造面も最新なので安心できます。

一方で、建設中に販売されることが多い新築マンションのデメリットは、購入する実際の物件を確認できないこと。図面や完成予想図などの資料をもとに判断するしかないため、日当たりや眺望を含めた実際の暮らしがイメージしづらいことも。モデルルームを見ることはできますが、高いグレードの仕様や豪華なインテリアでコーディネートされていることも多く、標準仕様の部屋に入居すると「思い描いていたイメージと違った……」と感じてしまうかも。

また、新築マンションは購入直後から新築でなくなるため、資産価値が一気に下がる傾向があります。先述のように価格相場はさまざまな要因が合わさって決まるので、新築時に高値で購入したマンションでも売却時には価格が下落する可能性もあります。

中古マンションのメリット・デメリット

中古マンションのメリットは、同じ立地・広さの新築マンションに比べて比較的安く購入することができること、購入前に実際の物件を確認することができるので、日当たりや眺望など物件の「リアル」を見て選ぶことなどがあげられます。

廊下やエレベーターなどの共用部分も補修やメンテナンスが実施されているかなどの管理状況をチェックすることも可能です。

ただし、マンションの築年数があまりに古いと大規模なリフォームが必要になったり、耐震や断熱の精度が現在の基準に比べて低いことも。マンションの配管の形状・位置によってはリノベーション工事に制限が出て、理想通りのリノベーション工事が叶わない場合もあるので、デザイン・構造の両面から考慮したリノベーション工事を得意とする会社を探すと良いでしょう。

新築マンションと中古マンション、引き渡しまでのスケジュールの違いは?

新築マンションの場合

新築マンションは完成前に売買契約をするケースも多く、購入から引き渡しまでに半年から1年以上かかることも珍しくはありません。

売買契約時に物件価格の数%を手付金として支払いますが、完成を待っている間に状況が変わりキャンセルをする場合でも基本的には初期費用は戻ってこないので、契約は慎重に。

中古マンションの場合

購入したい物件が決まりローンの事前審査や売買契約などスムーズに進めば、購入から引き渡しまでは最短で2ヶ月弱です。リフォームやリノベーション工事が必要な場合はこのあと工事を進めていくことになりますが、工事内容によって引き渡しまでの期間が変わります。

マンションリノベーションは物件探しから購入・引き渡しまで半年程度かかるのが一般的ですが、YOieを運営するクリエイティブ不動産「きづき屋」では、不動産購入からリノベーション工事までを一貫してサポートしているので最短2ヶ月程度で引き渡しが可能。リノベーション工事中の仮住まいの費用も抑えることができます。

中古マンションor新築マンション、あなたはどっち向き?

新築マンションと中古マンションには、それぞれのメリットとデメリットを踏まえ、どのような人が新築マンションに向いているのか、また中古マンションが適しているのはどんなタイプの人かを具体的に見ていきましょう。自分にぴったりの住まい選びの参考にしてみてくださいね。

新築マンションが向いている人

  • 入居するタイミングや立地条件に縛りがない
  • 最新設備で快適・安心な生活を重視したい
  • 頭金など資金面に比較的ゆとりがある
  • 住宅設備だけでなく共用部についても最新設備やサービスを重視したい

新築マンションは、同年代の入居者が同時に入居するので一体感が生まれやすく子育てコミュニティが作りやすいというメリットもあります。子育てや近隣との関係を重視したい方にはファミリー向け設備が充実したマンションを探すのもよいかも。

中古マンション向いている人

  • 自分の価値観に合う住まいを選びたい
  • 希望のタイミング、希望のエリア内で探したい
  • 駅近、治安の良さなど周辺環境を重視したい
  • 購入費用を抑えたい
  • リノベーションで個性的な空間を叶えたい

新しい設備に魅力は感じるけど、「費用はできるだけ抑えたい」、「ありがちな間取りでは物足りない」、「趣味やテレワークを重視した空間を作りたい」そんなこだわりがある人には、中古マンションのリノベーションがおすすめです。

多様化する中古マンションリノベーション

少し前まで、中古マンションといえば、直さずに住める築浅物件や古い設備の交換やクロスの張り替えなどの部分的なリフォームだけで済む物件がトレンドでした。

しかし最近では、リノベーションを前提に築年数にこだわらずに物件を探す人も増えています。間仕切りなどすべて取り払った状態から間取りや設備をすべて改修するフルリノベーションは、新築マンションよりも安い費用で自分の思い通りの空間を手に入れられることから人気が高まっています。

それに伴い、フルリノベーション済みの中古物件も多く流通しているので、中古マンションの選択肢は増えています。

自分の暮らしに合ったマンションに出会うための準備を!

マンション購入は人生における一大イベント。一概に、新築か中古かの2択で決めるのではなく、自身の価値観や家族のライフスタイル、将来のビジョンも考慮し、どんな暮らしをしたいのかというイメージを持っておき、「ここに住みたい!」と思える物件と出会えたときのために、マンション購入に知識や情報を集めておきたいですよね。

YOieを運営する「クリエイティブ不動産 きづき屋」では、中古マンションの物件選びからプランニング、施工まで、一貫したリノベーション工事を手がけています。物件が持っている可能性に “気付き”、価値のあるものへと変えていくことが得意。つい友達に話したくなるような、住む人の想いが詰まった家づくりで、楽しみながら暮らす人を増やすことを目指しています。

リノベーション工事をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください!

YOie編集部

執筆 YOie編集部

「デザイン思考」で家づくりをする、きづき屋のメンバーたち。クリエイティブな視点で独自のお部屋づくりのお手伝いをいたします。

浅井一樹

監修 浅井一樹

クリエイティブ不動産 きづき屋 代表取締役
「不動産業界をもっとクリエイティブに」をコンセプトに、物件選びからプランニング、施工まで、一貫したリノベーション工事を手がけています。狭い物件や制限のある物件でも、視点を変え、物件が持っている可能性に “気付き“、価値のあるものへと変えていくことを得意とし、つい友達に話したくなるような、住む人の想いが詰まった家づくりで、楽しみながら暮らす人を増やすことを目指しています。