家づくりの基礎知識

買うならどっちがいい?リノベーション済み物件orリノベ-ション前物件|メリットデメリットを比較 #家づくりの基礎知識003

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理想の住まいをつくりませんか? きづき屋に相談する

すでにリノベーションされている物件を買うべきか、それともリノベーション前の物件を買ってリノベーションをするべきか。

中古マンション購入する場合、どちらを選べばより自分らしい暮らしが実現できるのか、悩むところですよね。それぞれにメリット・デメリットがあり、それぞれの特徴をきちんと知った上で自分にとってどちらが最適かを選ぶことが大切です。

そこで今回は、リノベーション済み物件とリノベーション前物件を購入する際のメリット・デメリットをご紹介します。より自分らしい暮らしができるのはどちらか、この記事を参考にしてみてくださいね。

リノベーション済み物件とリノベーション前物件の違いは?

リノベーション済み物件とは、リノベーションが完了してから売り出されている物件のこと。物件自体は中古ですが、内装や設備などはもちろん、現代のライフスタイルに合った広い間取りや使い勝手のいい家事動線を考慮されたデザイン性の高い物件が目立ちます。

一方リノベーション前物件とは、まだ改修工事がされていない物件のこと。居住期間や使用状況にもよりますが、以前の所有者が使っていたままの状態で売られているので、購入後は内装や設備などなにかしらの修繕が必要になります。

どちらの物件を購入したほうがいいのかは、予算や住み始めたい時期、どのような暮らし方をしたいかによっても変わってきます。

リノベーション済み物件を買う際のメリット・デメリット

まずは、リノベーション済み物件を購入する際のメリット・デメリットから見ていきましょう。

メリット1:すぐに住める

一般的なマンションのリノベーション工事にかかる期間は約6ヶ月程度。物件探しから始めると、実際に住み始めるまでに1年以上かかる場合もあります。

リノベーション済み物件はすでに完成されてた状態で販売されているので、手続きさえ完了すればすぐにでも住むことができ、新生活の目処が立ちやすいのがメリットです。

メリット2:購入前に実際の物件を見ることができる

リノベーション済みマンションは、リノベーション工事が完了しているので物件の中を見てから購入することができます。実物を見て細かいところまで確認し、納得した上で購入するかどうかを判断できるのは大きなポイントです。

メリット3:新築同様の住環境で、新築よりもリーズナブル

リノベーション済み物件は、建物自体は古くても内装や設備は全て新品。現代風の間取りや使い勝手のいいレイアウトに変更されているので、新築同様のクオリティの住環境が手に入ります。また、同じ立地・広さの新築マンションと比べると2〜3割程度リーズナブルな価格で購入することができます。

デメリット1:間取りやデザインあらかじめ決まっている

すでに工事が完了しているリノベーション済み物件は、新築マンション同様に購入者の希望に合わせた間取りやデザインなどは取り入れることができません。

住む人が間取りやレイアウトに合わせて生活するので、暮らしていくうちに「ここがこうだったらよかったのに……」という不満が出てくる可能性があります。

デメリット2:好みのデザイン、仕様でないものも含まれている

内装や設備は新品のリノベーション済み物件ですが、購入者の好みと異なるデザインや仕様が含まれていることもあります。立地や広さ、価格など、希望条件に近い物件が見つかったとしても、細かい部分でどうしても妥協しなければいけない点が出てくる可能性があります。

リノベーション前物件を買うメリット・デメリット

次に、リノベーション前物件を購入する際のメリット・デメリットをご紹介します。

メリット1:物件を安く購入できる

リノベーション前の物件は、内装が手付かずの状態。改修費用がかかっていないぶん、リノベーション済み物件に比べて安く購入することができます。

立地条件の良い物件を選べば資産価値も下がらないので、長い目で見てコストパフォーマンスが高いと考えられます。

メリット2:既存部分を使用して、コストを抑えることができる

リノベーション前の状態であっても、まだまだ使える状態のものや劣化が少ないきれいな部分もあります。古くて傷んだ内装や設備だけを取り換え、使えるところはそのまま使用すれば、費用を大幅に削減することができます。

メリット3:自由度の高いリノベーションができる

リノベーション前物件は、予算に合わせて自分好みのデザインや機能を取り入れることができます。間取りや内装、デザインが決まっているリノベーション済み物件に比べ、間取りからキッチン、浴室、照明などの設備、壁紙の色や床の素材など、すべてを自分の希望通りにカスタマイズできるので、理想の住まいづくりが実現します。

デメリット1:売り手が少ないので物件を見つけにくい

リノベーション前物件を購入するデメリットとして、売り物件が少ないことが挙げられます。近年リノベーション人気が高まり中古物件を求めている人が増えているため、中古物件はすぐに売れてしまいます。

また、リノベーション前のボロボロの状態よりもリノベーション工事を行なった綺麗な状態の方が売れやすいため、売主も積極的にリノベーションを行ってから売りに出す傾向があります。

デメリット2:構造によっては費用が嵩んだり希望が叶わない場合も

内装が新品同様でもマンション自体は古いため、構造上の問題で希望通りのリノベーションができなかったり、追加工事が発生する可能性もあります。

壁を取り壊して間取りを変更できない、配管の位置を動かせないため水回りの位置を変更できないといったことや、築年数が古すぎるために耐震補強工事が必要になることも。

リノベ-ション済みorリノベ-ション前、どっちを買うべき?

とリノベ-ション済み物件とリノベ-ション前物件、それぞれメリットとデメリットがあります。どのような暮らし方をしたいか、暮らしのなかで何を重視するかによって、どちらを購入すべきかは変わってきます。

自分で選ぶのが苦手な人は“リノベーション済み物件”がおすすめ!

リノベーション済み物件がおすすめなのは、おしゃれな空間や便利な家事動線など暮らしやすい住宅を希望してはいるけれど具体的なイメージを持っていないという人や、選択肢が多すぎて決められないという人。実際の物件の内装を見て納得してから購入できるので、自分の理想に近い物件を見つければより自分らしい暮らしが実現できます。

より自分らしい暮らしを追求したいなら“リノベ-ション前物件”がおすすめ!

趣味を楽しみたい、ペットと一緒に暮らしたい、仕事部屋を作りたい、カフェのようなおしゃれな空間にこだわりたい!など、より自分らしい暮らしを追求したい人はリノベーション前物件がおすすめです。

理想の暮らしに合わせて部屋数を増減したり、レイアウトを大幅に変更することも可能。壁紙一枚から自分好みのものを選ぶことができるので、こだわりを詰め込んだ理想の家づくりが叶います。

両方のいいとこ取り!セミオーダーリノベーションという方法もあります

具体的なイメージが固まっていない、実物を見ないと不安、フルリノベーションするほどの強いこだわりがあるわけでもない、けれど自分らしい暮らしも追求したい。そんな人は「セミオーダーリノベーション」もおすすめです。

YOieを運営するクリエイティブ不動産「きづき屋」では、きづき屋がプロデュースしたリノベーション済み物件のなかから気に入ったデザインや取り入れたい仕様を組み合わせてプランを作っていく、提案型のプランニングを採用しています。自分の好みを叶えられるフルオーダーリノベーションと、実際の内装や設備を見ることができるリノベーション済み物件、両方の良いところを兼ね備えたハイブリットなリノベーションです。

リノベーション済み物件orリノベ-ション前物件まとめ

リノベーション済み物件の特徴は、コストを抑えつつ新築同様の物件に住めることや、すぐに入居できること。リノベーション前物件の特徴は、より自分らしい暮らしを追求し自由にリノベーションがきること。それぞれの特徴を理解した上で、どちらが自分に合っているのかを判断してくださいね。

YOieを運営するクリエイティブ不動産「きづき屋」では、中古マンションの物件選びからプランニング、施工まで、一貫したリノベーション工事を手がけています。

狭い物件や制限のある物件でも、視点を変え、物件が持っている可能性に “気付き”、価値のあるものへと変えていくことを得意とし、つい友達に話したくなるような、住む人の想いが詰まった家づくりで、楽しみながら暮らす人を増やすことを目指しています。

リノベーション工事をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

YOie編集部

執筆 YOie編集部

「デザイン思考」で家づくりをする、きづき屋のメンバーたち。クリエイティブな視点で独自のお部屋づくりのお手伝いをいたします。

浅井一樹

監修 浅井一樹

クリエイティブ不動産 きづき屋 代表取締役
「不動産業界をもっとクリエイティブに」をコンセプトに、物件選びからプランニング、施工まで、一貫したリノベーション工事を手がけています。狭い物件や制限のある物件でも、視点を変え、物件が持っている可能性に “気付き“、価値のあるものへと変えていくことを得意とし、つい友達に話したくなるような、住む人の想いが詰まった家づくりで、楽しみながら暮らす人を増やすことを目指しています。