家づくりの基礎知識

2人暮らしだとどのくらい?マンションの間取り|家族構成やライフスタイル別にポイントを解説! #家づくりの基礎知識001

Contents

理想の住まいをつくりませんか? きづき屋に相談する

リノベーションの際、間取りをどうするかは重要なポイントです。最近では、壁や仕切りを取り払って、空間を広く使った間取りが人気ですが、マンションの間取りはどのようにして決めればいいのでしょうか。

今回は、ライフスタイルや理想の暮らし方に合わせた間取りの決め方をご紹介します。

よくある間取り図の表記と意味

マンションの物件情報にある間取り図には、部屋数や部屋の種類ごとに「1DK」や「2LDK」といった表記で表されています。

<主な間取りの表記>

L:リビング

D:ダイニング
K:キッチン

CLクローゼット・ウォークインクローゼット

UB:ユニットバス

SB:シューズボックス

これ以外にも、キッチンと居室が分かれていないワンルームを表す「1R」や、人が中に入って歩けるくらいのスペースを表す「WCL(ウォークインクローゼット)」や、多目的部屋を表す「DEN(デン)」、浴室に接する洗面室や洗濯置き場、家事室などを表す「UT(ユーティリティ)」などの表記もあります。

マンションの間取り、どうやって決めればいい?

マンションの間取りの決め方として、一般的には次の3つのパターンで考えるといいでしょう。

家族の人数で考える

間取りを決める際、まず考慮したいのが現在の家族構成です。夫婦二人暮らしであれば、居室の数は最低限にしてリビングダイニングに広さを取るなど、普段よく過ごす部屋に余裕を持たせることでのびのびと生活することができます。

家族の人数が多い場合は、人数分の居室に加えて、複数人が同時に使える広さの洗面所やトイレの数、物音が気にならない位置に水回りを配置するなども考慮したいところ。

 2人暮らしの間取り・・・1LDK〜2LDK

最近は空間を広々と使いたい二人暮らしの夫婦や同棲カップルに1LDKが選ばれています。個室は主寝室として使用し、リビングダイニングは広々と使うなど、細かく間仕切りがされていない強みを活かした間取りなら、窮屈さを感じることなく暮らすことができます。

子どもが大きくなったり家族が増えると手狭になってくることがあるので、将来的に住み替えを検討している方におすすめです。

 夫婦+子どもの3人家族・・・2LDK以上

夫婦とお子さんの3人家族の場合、夫婦の寝室と子供部屋を確保することができる2LDK以上がおすすめです。居室を2部屋確保することになるので、広さによっては収納場所や容量が十分かどうかチェックしておきたいところ。3人家族で3LDKだと部屋が余ってもったいないと考える人もいますが、現在の家族構成に合わせた間取り+1部屋なら、家族が増えることや仕事部屋、趣味の部屋として活用することなどを考えると、長い目で見て快適に暮らすことができます。広さと部屋数のバランスを考えて決めたり、プランナーに相談して最適な間取りを提案してもらうのもいいかもしれません。

 4人家族以上・・・3LDK以上

夫婦+子ども2人の4人家族の場合、夫婦の寝室と子どもたちのプライベートが守られる個室が必要になると考えると3LDK以上がおすすめです。

夫婦の寝室と子ども部屋2室、夫婦の寝室と子ども同室+仕事部屋や趣味の部屋、夫婦それぞれの部屋と子ども同室、夫婦の寝室+子ども同室+両親の部屋など、3LDKでもいろいろなパターンが想定できます。

 ライフステージを考慮する

今は夫婦二人でも、家族が増えれば部屋が必要になる可能性もあります。反対に、子どもが大きくなって独立したあとは二人暮らしに戻り部屋数が必要なくなる場合も。将来的に両親と一緒に住むこともあるかもしれせんね。間取りを考えるときは、ライフテージによって家族構成が変わることを視野に入れておくと安心です。

子供部屋を広めに取り、子どもが小さいうちは兄弟同室に、個室が必要になったときには壁を作って2部屋に分けられるなど、ライフステージに合わせて変更可能な仕様にしておくのもひとつ。子どもが独立したあとは壁を取り払って元の広々とした部屋に戻すこともできますし、子どもが里帰りしたときや来客用の部屋として使うこともできます。広めの収納として、また仕事部屋や趣味の部屋など、考え方次第で使い方はさまざま。

理想の暮らしから考える

マンション購入という大きな買い物をし、新生活をスタートさせるのですから、「何部屋必要か」ではなく「何をしたいか」という理想の暮らしをもとに間取りを考えてみてもいいですね。

家族みんなが一つの空間で楽しく過ごせるような暮らしが理想の場合は、リビング、ダイニング、キッチンを一つの大きな空間として考えた間取りを採用してもいいですし、ファッションが好きな家族なら荷物をたくさん収納できるよう大容量のクローゼットを作ったり姿見で全身をチェックできるような広いスペースを作ってものいいかも。

 アウトドアが趣味の家族

夫婦や家族でアウトドアを楽しみたいなら、アウトドア用品を収納できる十分な収納を確保しておく必要があります。

基本的にアウトドア用品は外に持ち出すものなので、収納場所は玄関近くが理想。汚れたものを一時的に置いて置けるよう玄関土間を広くしたり、運び出しやすい位置に専用の収納があると便利です。また、玄関からバスルームへのアクセスがスムーズだと部屋の中を汚す心配も少なくなります。

また、マンションの場合、部屋からは目の届かない共有スペースに駐輪所がある場合がほとんど。玄関の内側に自転車を置けるくらいの広いスペースを確保しておくと破損や盗難の心配も少ないです。

 ペットと一緒に暮らす間取り

マンションを購入したら愛犬や愛猫と暮らしたい!という人も多いのではないでしょうか。ペットの種類によって快適な間取りは異なりますが、室内で放し飼いにするペットの場合は、餌置き場とトイレの場所、寝床のスペースが最低限必要です。また、テレビや冷蔵庫、洗濯機など大きな音が鳴るような場所の近くはストレスになるので、リラックスできる場所にこれらの場所を確保してあげられるよう、人が暮らすスペースの他にも十分なスペースを確保しておきましょう。

犬は散歩に出かけることができますが、猫やウサギなどの小動物は基本的には室内で一生暮らしていくことになります。エアコンが直接当たる場所や夏場直射日光があたりすぎる場所、反対に日当たりが良すぎて高温になってしまう部屋は避け、暑さや寒さを自分で調節できるよう自由に行き来できるような間取りや部屋数だと、ペットも快適に暮らすことができます。

 仕事部屋のある間取り

コロナ禍を境に、テレワークを実施する会社も増えてきました。仕事場所がダイニングテーブルしかないという場合、重要な打ち合わせやクライアントとの会議の際、家族の声や物音が入ってしまい集中できなくなるかもしれません。小さくてもいいので生活音が気にならない場所や家族がくつろぐスペースと離れた場所にワークスペースを作っておきたいところ。

部屋数に余裕がない場合でも、廊下やデットスペースを利用して書斎にするなど工夫次第で十分仕事部屋を確保できます。

マンションリノベーションの間取りまとめ

どんな間取りが自分たちに合っているのか、快適な暮らしにするなら何部屋必要なのか、間取りを決めるのって難しいですよね。

マンションリノベーションで間取りを決めるときのポイントをおさらいしましょう。

・現在の家族構成をもとに間取りを考える

・ライフステージを考慮した間取りを考える

・理想の暮らし方をベースにした間取りを考える

この先何年、何十年と暮らしていく住まいなので、できるだけ後悔することのないようにしたいですよね。マンションの間取りを考える際は、自分たちに合った間取りを考えるのはもちろん、家族のことや自分たちの望む暮らしを十分理解し、プランを提案してくれるリノベーション会社に依頼すると、理想の暮らしに近づけることができます。

Yoieを運営する「クリエイティブ不動産 きづき屋」では、これまでの豊富なリノベーショ経験をもとに、お客様の理想の暮らしを叶える“提案型”のプランづくりを行なっています。

きづき屋では、物件を見て「自分ならこんな暮らしをするな〜」とアイデアを出す「キヅキビト」、そのアイデアを元にプランを考えデザインする「マドリスト」、プランをもとにお客様が本当に暮らしやすい家を作る「ツクリビト」と、マンションリノベーションのプロフェッショナルがチームとなって、お客様の理想の暮らしを実現します。

リノベーション工事をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

YOie編集部

執筆 YOie編集部

「デザイン思考」で家づくりをする、きづき屋のメンバーたち。クリエイティブな視点で独自のお部屋づくりのお手伝いをいたします。

浅井一樹

監修 浅井一樹

クリエイティブ不動産 きづき屋 代表取締役
「不動産業界をもっとクリエイティブに」をコンセプトに、物件選びからプランニング、施工まで、一貫したリノベーション工事を手がけています。狭い物件や制限のある物件でも、視点を変え、物件が持っている可能性に “気付き“、価値のあるものへと変えていくことを得意とし、つい友達に話したくなるような、住む人の想いが詰まった家づくりで、楽しみながら暮らす人を増やすことを目指しています。