家づくりの基礎知識

運動公園が目の前に広がる、アクティビティに適したリノベーション #家づくりの設計図001

Contents

理想の住まいをつくりませんか? きづき屋に相談する

マンションリノベーションを考えている人、自分らしい暮らしやワクワクする家づくりをしたい人に向けて、『クリエイティブ不動産 きづき屋』が手がけたリノベーション物件をご紹介しながら家づくりの“きづき”を見つけるYOieの#家づくりの設計図

今回ご紹介するのは、築40年の3LDKマンションの一室をフルリノベーションした「ハイラーク西京極」です。

3LDKから2LDKに間取り変更。窮屈さを感じることのない開放的な部屋へ

2024年3月末にフルリノベーションが完成した「ハイラーク西京極」は、阪急西京極駅歩10分、周辺にはスーパーやコンビニが徒歩圏内にあるなど便利な立地。バルコニーの目の前には西京極運動公園があり、四季の移ろいが感じられる開放的な景観が特徴です。

約65㎡と物件自体は十分な広さはあるもの、玄関横に納戸と、和室に一箇所のみ収納があるだけ。食器棚などを後から入れることを想定して作られたのか、12.3畳のLDKにはキッチンがポンと置かれているだけの状態で、全体を通して極端に収納が少ないことが難点でした。また、どうしても狭く窮屈になりがちなマンションの玄関は、アウトドアアイテムを収納したり、ベビーカーや自転車など嵩張るアイテムをおく場所ないのが難点。

そこできづき屋では、間取りを3LDKから2LDKに変更し、必要な場所に必要な収納を設け、窮屈さを感じることのない開放的な部屋へとリノベーションしました。

設計Point1:サーフボードや自転車だって余裕!窮屈な玄関から明るく広々とした空間に

きづき屋ではまず、暗く閉塞感のあった玄関に注目。玄関を圧迫していた大きな靴箱とすぐ横にあった3.5畳の納戸を取り払い、半分を玄関側のシュークローク、半分を隣の和室部分にあった収納と一体化させてウォークインクローゼットにしました。

シュークロークは奥行き・幅ともに十分な広さを確保し、ゴルフバック、ベビーカーなど大きくて置き場所に困りがちなアイテムを置いておくことができます。サーフボードや自転車を一台くらいなら余裕の広さ!

棚板も広く取ってあるので、家族の靴だけでなく汚れやすいアウトドア用品を置いておいたりシーズンオフのアイテムの収納場所として使ったりもできます。

洗面スペースを廊下に配置。無駄省いてスペースを最大限に活用

1日のうちわずかな時間しか使わない洗面スペースは、思い切って脱衣所から出して廊下側に配置。朝の身支度時間に洗面所が渋滞したり、家族がお風呂に入っているタイミングを気にしたりといった日々の悩みも解消され、それぞれのスペースをゆったりと使えるようになりました。

また、廊下に洗面スペースを設置したことで帰宅後すぐに手を洗うことができるようになるので、小さなお子さんも帰宅後の手を洗いの習慣を自然に身につけていただけます。

える部分はとことんオシャレに!

廊下の洗面スペースは来客にも見える部分なので、デザインにこだわりました。

洗面台には味わいのあるモールテックスを採用。また洗面台下のスペースは、お気に入りの収納ボックスに合わせて棚板の高さを変えることが可能です。

アイアンのタオル掛けや蛇口がデザインのアクセントに。壁の小さな収納には扉をつけ、生活感が出やすいアイテムは全て収納できるようになっています。

設計Point2:3LDKから2LDKに間取り変更し、スペースを有効活用して収納力アップ。

もともと3LDKだった間取りを2LDKに変更し、大容量のウォークインクロゼットに加え、寝室にも収納を増やしました。

大容量のウォークインクローゼット

メインのウォークインクローゼットは約4畳。二人暮らしなら余るくらいの収納力です。奥行きも幅も十分あるので、大きな鏡を置いて全身の身だしなみをチェックすることもできます。

廊下からアクセスできるので、夜遅く帰ってきたり朝早く出かけたりするときも、物音で寝ている家族を起こしてしまう心配がありません。

ウォークインクローゼットはもうひとつの寝室とも繋がっていて、部屋からの行き来も可能です。

コンパクトなウォークインクローゼットを寝室にも

メインのウォークインクローゼットとは別に、リビング横の主寝室にもコンパクトなウォークインクロゼットを作りました。寝室のすぐ近くに置いておきたいものを収納しておくのにも便利。コンパクトながらも収納力は抜群です。

寝室のクローゼットにはメイクスペースを備えました。朝の忙しい時間、家族が洗面スペースを使っているときでも、ここでゆったりとメイクや身支度をすることができます。

設計Point3:日当たり・明るさ抜群。広さも使い勝手も自由自在のLDK

大きな窓からたっぷりの光が差し込むLDK。広さは変えず、レイアウトを工夫し奥行きを持たせたことでゆったりとした空間になりました。

パントリーとカウンターを備えた使いやすいキッチンに

収納が少なく簡素だったキッチンは、大容量の収納力を備えた明るく使い勝手の良いキッチンへと変身。

存在感の大きい冷蔵庫はキッチンの奥に置き場を確保。キッチン奥にはパントリーを作り、キッチン周りのアイテムは全て収納することができるので、生活感も出にくくなります。

給湯器のスイッチやWi-Fiルーターの設置場所も全てパントリー内に収め、とことん見せない収納にこだわっています。

作業スペースを補うためにキッチンカウンターを設置。収納・作業台・キッチンとリビングダイニングとの境界線と複合的な役割を果たしてくれています。

奥にパントリーを備えたぶん、以前よりもキッチンが少しリビング側に出ていますが、カウンターのおかげで奥行きを感じられ圧迫感もありません。

扉を開けても閉めてもOK。自由に使える開放的な空間

バルコニーの前には運動公園の広い敷地が広がり、視線を遮るものがないので大きな窓から光がたっぷり差し込みます。

リビングと主寝室との間には、あえて壁を作らず引き扉を採用。5畳の主寝室はベッドルームとして使うのはもちろん、扉を開けてリビングの延長として広々と使うなど、ご家族の人数や暮らし方に合わせてカスタマイズが可能です。

あえて壁ではなくガラスの入った扉にしたことで、扉を閉めても閉塞感がありません。

遮るものが何もない抜群の景観のバルコニーは、片側一車線の道路を挟んで、スタジアムや陸上競技場のある西京極運動公園が目の前に。

春は桜、夏は緑、秋は紅葉と、季節ごとの景色の移り変わりを感じられ、お散歩やワークアウトにも最適な環境。家の中だけでなく、外に出るのも楽しみになりそうです。

さりげなく作った小窓から明るい光が差し込む

マンションの場合、内側の部屋はどうしても窓を作ることができません。そこで、窓のない寝室に小さな窓を作り、主寝室からの光を取り込めるように工夫しました。

ほんの少しではありますが、自然光が入ることでマンション特有の閉塞感が解消され、明るさが感じられるお部屋になりました。

季節の移り変わりを感じられる落ち着いた環境で、二人暮らしや小さなお子様のいるご家族にぴったり。

カップルやご夫婦の二人暮らしや、ご夫婦+小さなお子さんといった少人数のご家族をイメージしたリノベーション物件『ハイラーク西京極』。

二人暮らしなら寝室をベッドルームと仕事や趣味を楽しむ部屋としてそれぞれ使ったり、お子さんがいるご家族なら夫婦の寝室と子供部屋として使ったりと、家族構成やライフスタイルに合わせた使いがっての良さが特徴です。家事動線や生活動線を徹底的に考え抜き、それぞれの時間やプライバシーを確保しながら、家のなかのどこにいても家族の顔が見えやすい間取りが実現しました。

ハイラーク西京極は現在オープンハウス開催中です。事前予約でいつでも内覧可能!

物件情報をもっと見たい!

YOie編集部

執筆 YOie編集部

「デザイン思考」で家づくりをする、きづき屋のメンバーたち。クリエイティブな視点で独自のお部屋づくりのお手伝いをいたします。

浅井一樹

監修 浅井一樹

クリエイティブ不動産 きづき屋 代表取締役
「不動産業界をもっとクリエイティブに」をコンセプトに、物件選びからプランニング、施工まで、一貫したリノベーション工事を手がけています。狭い物件や制限のある物件でも、視点を変え、物件が持っている可能性に “気付き“、価値のあるものへと変えていくことを得意とし、つい友達に話したくなるような、住む人の想いが詰まった家づくりで、楽しみながら暮らす人を増やすことを目指しています。